淡いローズ・・・

葉の落ち着いたモスグリーンカラー・・・

「ウィーンの薔薇プラチナ」と呼ばれるこちらのシリーズにはどこか大人っぽい雰囲気が漂います。

通常の「ウィーンの薔薇シリーズ」に比べると、薔薇が大きく描かれていることも魅力の1つであるこの作品。

一般的には縁取りが「プラチナ」の作品が多いのですが、実は「ゴールドバージョン」も存在します。

「薔薇の大きさや淡い優しい色は好みだけど、縁には温かみある金彩が好み・・・」という方にぴったりな作品をご紹介させていただきます。

こちらの作品が描かれているのは、ナポレオン1世の帝政期以降に流行したアンピール様式を思い出させるヘレンド 社の「アンピールシリーズ」と呼ばれる白磁です。

カップについては脚付きでとてもエレガントなフォルムですが、作品全体に描き足された金彩が一層華やかに引き立てます。

絵付けはまるで「可愛らしい薔薇が額装されている」かのようなデザイン。

こちらのカップ＆ソーサーはヨーロッパでは「チョコレートカップ」と呼ばれていますが、寒い冬にいただくホットチョコレート以外にも、毎日のコーヒーとも相性が良く、様々なシーンで活躍しています。

そしてなんと言ってもアンピールシリーズのオススメは、デザートプレート 。

プレートのリム（縁）にたっぷりのデザインが描かれているので、プレートのセンターに何かをのせても、手描きの良さを存分に愛でることができます。